今週のリンク-メタンハイドレートの行く末(16年8月31日)
アゴラ研究所の運営するエネルギーのバーチャルシンクタンク、GEPR(グローバルエナジー・ポリシーリサーチ)はサイトを更新しました。
今週のアップデート
1)日本変革の希望、メタンハイドレートへの夢(上)-青山繁晴氏
2)日本変革の希望、メタンハイドレートへの夢(下)-青山繁晴氏
天然ガスの代替資源で、日本近海に多いメタンハイドレートへの関心が高まっています。提唱者であり、参議院議員になった青山繁晴氏にインタビューをしました。
EUで石炭の使用が増えています。ドイツでは健康被害が拡大しているという報告が出ました。それを紹介します。
2016年8月26日公開。出演はNPO国際環境経済研究所理事主席研究員の竹内純子(すみこ)さん。アゴラ研究所所長の池田信夫さん。司会はジャーナリストの石井孝明さん。エネルギー政策でドイツ、EUの現状を分析しました。
今週のリンク
Sankeibiz8月25日記事。法律解説で知られる北村晴男弁護士が、最近の原子力を止める司法判断を分析しています。
再掲載。アゴラ・GEPR。メタンハイドレート問題の現状を紹介しています。
3)伊方3号が定格熱出力一定運転に、9月7日にも通常運転復帰
四国電力伊方原発が8月22に稼動しました。これで3つの原子力発電所の炉が稼動しています。ただし日本にある原子炉は48基もあり、その全面稼動には何年時間がかかることでしょうか。
4)電力と全面対決、ガス小売り自由化「2.4兆円市場」の行方
日刊工業新聞ニュースイッチ8月28日。来年4月に都市ガスの小売りが自由化されます。これについてまとめています。電力は天然ガスを大量に持ち、営業力もあるので、ガス会社には脅威になるでしょう。競争によるサービス向上が期待されます。
5)高浜原発事故を想定 大規模な防災訓練 悪天候で一部変更も
NHK8月27日記事。福井県の関電高浜原発周辺で、自治体と住民による避難訓練が行われました。必要ですが、ほとんど起こらないことでもあり、コストと効果の見極めが必要でしょう。

関連記事
-
トランプ大統領は、かなり以前から、気候変動を「いかさま」だと表現し、パリ協定からの離脱を宣言していた。第2次政権でも就任直後に一連の大統領令に署名し、その中にはパリ協定離脱、グリーンニューディール政策の終了とEV義務化の
-
東日本大震災から間もなく1年が経過しようとしています。少しずつ、日本は震災、福島第一原発事故の状況から立ち直っています。
-
運転禁止命令解除 原子力規制委員会は27日午前の定例会合において、東京電力ホールディングスが新潟県に立地する柏崎刈羽原子力発電所に出していた運転禁止命令を解除すると決定した。その根拠は原子力規制委員会が「テロリズム対策の
-
翻って、話を原子力平和利用に限ってみれば、当面の韓米の再処理問題の帰趨が日本の原子力政策、とりわけ核燃料サイクル政策にどのような影響を及ぼすだろうか。逆に、日本の核燃料サイクル政策の変化が韓国の再処理問題にどう影響するか。日本ではこのような視点で考える人はあまりいないようだが、実は、この問題はかなり微妙な問題である。
-
「電力システム改革」とはあまり聞きなれない専門用語のように思われるかもしれません。 これは、電力の完全な自由化に向けて政府とりわけ経済産業省が改革の舵取りをしています。2015年から2020年にかけて3ステップで実施され
-
夏も半分過ぎてしまったが、今年のドイツは冷夏になりそうだ。7月前半には全国的に暑い日が続き、ところによっては気温が40度近くになって「惑星の危機」が叫ばれたが、暑さは一瞬で終わった。今後、8月に挽回する可能性もあるが、7
-
地球が将来100億人以上の人の住まいとなるならば、私たちが環境を扱う方法は著しく変わらなければならない。少なくとも有権者の一部でも基礎的な科学を知るように教育が適切に改善されない限り、「社会で何が行われるべきか」とか、「どのようにそれをすべきか」などが分からない。これは単に興味が持たれる科学を、メディアを通して広めるということではなく、私たちが自らの財政や家計を審査する際と同様に、正しい数値と自信を持って基礎教育を築く必要がある。
-
IPCCの報告がこの8月に出た。これは第1部会報告と呼ばれるもので、地球温暖化の科学的知見についてまとめたものだ。何度かに分けて、気になった論点をまとめてゆこう。 人間が化石燃料の燃焼などで放出したCO2のうち、約半分は
動画
アクセスランキング
- 24時間
- 週間
- 月間