米国で広がる再エネ建設却下のデータベース

2025年03月19日 06:50
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キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

yangphoto/iStock

日本でもメガソーラーや風力発電の立地に対する反対運動が増えているが、米国でも事情は同様だ。ロバート・ブライスは、再エネ却下データベース(Renewable Rejection Database)にその事例をまとめて、無料で公開している。

Renewable Rejection Database

米国では、風力発電が急増してから、その却下事例が増えてきた(図中青)。近年では、メガソーラーが急激に増えたのに呼応して、メガソーラーへの拒否事例も急増している(図中橙)。両方合わせると、累計で800件近くの却下事例があった(図中緑)。

全ての事例について、どのような事例であり、関与した団体や却下した組織は何か、といったことが表形式でまとめてある。ごく一部だけ、機械翻訳を付けておこう。

このデータベースはロバート・ブライスが独力で作成したものであり、完全なものではない、とされている。

日本でも、メガソーラーや風力発電の却下事例が増えているが、その全体像はどのようになっているのだろうか。類似のデータベースが欲しいところである。

データが語る気候変動問題のホントとウソ 杉山 大志

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