「気候対策でロシアと協力」ケリー米特使が炎上

ジョン・ケリー元国務長官
出典:BREITBART
米国の気候変動特使にして元国務長官のジョン・ケリーがBBCのインタビューでトンチンカン発言をして、ネットで炎上している。
ロシアがウクライナに侵攻しているというのに、
Former U.S. Secretary of State John Kerry on BBC Arabic: The Ukraine Crisis Could Distract the World from the Climate Crisis While Having Massive Emissions Consequences #RussiaUkraineConflict #UkraineRussie #UkraineRussiaCrisis #ClimateCrisis @JohnKerry @ClimateEnvoy pic.twitter.com/nsOC1iZeGm
— MEMRI (@MEMRIReports) February 24, 2022
「・・戦争でCO2が沢山出る。そして、戦争のせいで温暖化対策がおろそかになることが心配だ。だが私はプーチンが気候変動対策の取り組みに協力し続けてくれると期待している。ロシアには永久凍土が沢山あり、その融解でインフラが悪影響を受けて困ることになる。」
??? 今、まさに戦争しているのに何を言っているのだこの人は?
この記事に対しては書き込みが沢山あって、その中でも元大統領候補であった有力者のマルコ・ルビオ上院議員は、
Climate change religious zealot John Kerry is worried that the first major ground war in Europe in 80 years & #Putin’s threat of nuclear consequences is getting more attention than his climate agenda
— Marco Rubio (@marcorubio) February 24, 2022
「気候変動教の熱狂的信奉者であるジョン・ケリーは、欧州における過去80年で最大の戦争とプーチンの核の脅威が、彼のアジェンダである気候変動よりも重要視されることを心配している」
と皮肉を書いている。
他の人々はもっと率直に、というか、もはや呆気に取られて、
なんというバカだ。。
どうしてこの人が国務長官だったのだろう。。
よく球を見ろよ。。
ケリーにとっては、この戦争の問題は「世界で最も大事な安全保障の課題」である気候変動から気を逸らすことなんだそうだ。。
この人はバカで騙されている。気候で協力なんていったら、また一つプーチンに利用されるスキを与えるだけだ。
ケリーの計算は、外交のウェイトがゼロ、経済もゼロ、他のなにもかもゼロで、気候変動が100%のようだ。
・・
でも、笑いごとではなく、真顔でこういうことを言う人が、これからアメリカにも日本にも沢山出てきそうだ。困ったことに。
■

関連記事
-
福島原発の事故により、事故直前(2010年度)に、国内電力供給の25% を占めていた原発電力の殆どが一時的に供給を停止している。現在、安全性の確認後の原発がどの程度、再稼動を許可されるかは不明であるが、現状の日本経済の窮状を考えるとき、いままで、国民の生活と産業を支えてきた原発電力の代替として輸入される化石燃料は、できるだけ安価なものが選ばれなければならない。
-
次にくる問題は、国際関係の中での核燃料サイクル政策の在り方の問題である。すなわち、日本の核燃料サイクル政策が、日本国内だけの独立した問題であり得るかという問題である。
-
元静岡大学工学部化学バイオ工学科 松田 智 ドイツの屋台骨でありEUの中心人物でもあったメルケル首相が引退することになり、今ドイツではその後任選びを行っている。選挙の結果、どの党も過半数を取れず、連立交渉が長引いてクリス
-
過去12ヶ月間の世界の強いハリケーン(台風、サイクロンを含む)の発生頻度は、過去40年で最も少ないレベルだった。 https://twitter.com/RogerPielkeJr/status/153026676714
-
IPCC第6次評価報告書(AR6)の第1作業部会(自然科学的根拠)の政策決定者向け要約(SPM)が発表された。マスコミでは不正確なあおりやデータのつまみ食いが多いので、環境省訳を紹介しよう。注目される「2100年までの気
-
先日、ロンドンの著名なシンクタンクが主催するハイレベルのフリーディスカッションに参加してきた。テーマはエネルギーを巡る4つの相克(Quadlilemma)である。4つの相克とはエネルギー安全保障、環境保全、国際競争力、エネルギーアクセスを指す。エネルギーの安定供給を図りながら、温室効果ガスも削減し、エネルギーコストを抑えて競争力を確保し、かつエネルギーアクセスを有していない人々(世界の人口の26%)へのエネルギー供給を確保していくことはミッション・インポッシブルに近い難題である。
-
前回に続いて、環境影響(impact)を取り扱っている第2部会報告を読む。 今回は人間の健康への気候変動の影響。 ナマの観測の統計として図示されていたのはこの図Box 7.2.1だけで、(気候に関連する)全要因、デング熱
-
直面する東京電力問題において最も大切なことは、1.福島第一原子力発電所事故の被害を受けた住民の方々に対する賠償をきちんと行う、2. 現在の東京電力の供給エリアで「低廉で安定的な電気供給」が行われる枠組みを作り上げる、という二つの点である。
動画
アクセスランキング
- 24時間
- 週間
- 月間