英国公共放送BBCは気候変動でもニセ報道疑惑あり

2025年11月14日 06:55
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キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

oatawa/iStock

BBCはいま炎上している。内部告発された文書によって、2021年1月6日のトランプ大統領の演説を勝手に切り張りして報道したことが明るみに出たからだ。

トランプは、本当は「平和的な」行進を呼び掛けていたのに、この「平和的」という部分を削除して、いかにも国会議事堂襲撃を扇動したかのような報道をしていた。これは「判断ミス」だったとBBCも認めた。責任をとって、最高責任者(Director General)とニュース部門のトップ(CEO)が辞任した。

じつはBBCは、気候危機説を煽る報道を続けてきたが、それは事実を無視したり、歪曲したりしたものばかりだったと批判されている。問題のあった報道は100件に上る、とリストアップされている。

The BBC Can’t Be Reformed – Its Purpose is Propaganda and Disinformation

The BBC’s Top 50 Pieces of Climate Misinformation

The BBC’s Top 50 Pieces of Climate Misinformation – Part 2

3件だけ紹介すると、以下のようになっている。

1. サンゴの白化

2024年4月のBBC報道は「記録的な海洋熱により壊滅的な被害が生じ、世界中のサンゴが白化し、死滅さえしている」と主張した。

白化は極めて自然で一般的な現象であり、海水温が低下した場合など様々な理由で発生する。これはサンゴが死んでいることを意味しない。サンゴが藻類を排出するのは、新たな環境に適した種類に切り替えるための自然なプロセスである。世界中のサンゴが死滅しているどころか、科学者たちはサンゴの状態は良好だと述べている。

2. BBCが欧州の山火事を気候変動のせいに

BBCは2023年夏の大半を、地中海周辺で発生した山火事の深刻さを気候変動のせいにしていた。EUがようやく昨年の山火事データを公表すると、焼失面積は平均に近いことが判明した。1980年代以降、焼失面積は減少傾向にある。

 

3. 地球温暖化が飛行機の乱気流を悪化させている

2024年5月のBBCの長文記事は「気候変動に伴い航空機の乱気流が悪化している」と主張した。

しかし米国国家運輸安全委員会による最近の詳細な研究(1989年から2018年の飛行記録を分析)は、飛行時間に対する割合で測定した場合、深刻な乱気流の発生件数に増加は見られないと結論づけている。

このようなBBCの気候変動に関する報道についてもこれから調査を入れるべきだという意見が出ている。

ところで、BBCは「信頼できる報道アライアンス(Trusted News Network, TNI)」を結成している。NHKもそのアライアンスに入っている。そのBBCの「信頼」が地に堕ちた訳だ。

さて、NHKも気候危機説を煽るために事実に基づかない報道をしてきた。

NHKが煽る温暖化報道を統計でファクトチェック!

「温暖化の暴走」を煽るNHKの暴走

NHKにもBBC同様に厳しい調査が入るべきなのではないか?

データが語る気候変動問題のホントとウソ

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キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

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