第3回アゴラ・シンポジウム「災害のリスク 東日本大震災に何を学ぶか」
日本は世界でもっとも地震の多い国です。東海地震のリスクが警告されている静岡を会場に、アゴラ研究所はシンポジウムを開催します。災害と向き合う際のリスクを、エネルギー問題や環境問題を含めて全体的に評価し、バランスの取れた地域社会の在り方を考えます。
政府事故調査委員会の委員長を務めた、「失敗学」で知られる畑村洋太郎氏、軍事アナリストで静岡の防災研究のアドバイスを行っている小川和久氏など、さまざまな立場の専門家が参加して問題を語り合います。
主催:アゴラ研究所
共催:常葉大学
日時:9月27日(土) 13:30~17:45
会場:常葉大学(静岡市)常葉大学静岡キャンパス水落校舎207
静岡県静岡市葵区水落町1-30
(JR「静岡駅」北口より徒歩15分。同駅5、6番乗り場からのしずてつジャストラインバス全路線、「水落町もくせい会館入口常葉大学水落校舎前」下車、徒歩1分)

聴講:先着約150名募集。入場無料。
募集:以下特設サイトからお申し込みください。申込み締切:9月24日(水)
問い合わせ:アゴラ研究所 〒110-0005
東京都台東区上野7-11-6 上野中央ビル 2F
連絡 info@agorajp.com TEL:03-5827-3976
(お申込み後に受付受領の電子メールを送信いたしますので、そのメールを印刷し、当日会場にご持参ください。携帯電話などの方は、画面を当日お見せください)
ネット放送: 当日のもようはニコニコ生放送・公式で中継します。(番組ページ)
またアゴラチャンネル(番組ページ)で公開します。
【プログラム】
開場 13:00
第1セッション:13:30〜15:30
基調講演1:13:35
講演者:畑村洋太郎(東京大学名誉教授/元政府福島原子力発電所事故調査・検証委員会委員長)
「東日本大震災が教えるもの」

セッション:14:00
「東海地震のリスクをどう考えるか」
~東海地震は本当に起こるのか、震災の経験を含め、その対策を考える~
パネリスト
〇畑村洋太郎 ◯池田浩敬(常葉大学教授・社会環境学部長)
◯後藤大輔 鈴与・危機管理室長 ◯西澤真理子(リテラジャパン代表 リスクコミュニケーションコンサルタント)
〇司会/池田信夫(アゴラ研究所・所長)
(15分休憩)
第2セッション:15:45〜17:45
基調講演2:15:45
講演者:小川和久(静岡県立大学特任教授/特定非営利活動法人・国際変動研究所理事長/軍事アナリスト)
「脆弱なエネルギー安全保障をどう克服するか」

セッション 16:15
「エネルギーの選択と環境問題におけるリスクを考える」
~エネルギーの選択と環境問題のトレードオフにあるリスクを考える~
◯小川和久 ◯山本隆三(常葉大学教授) 〇澤昭裕(21世紀政策研究所・研究主幹、国際環境経済研究所・所長) ○佐々木敏春(中部電力静岡支店副支店長)
〇司会/池田信夫(アゴラ研究所・所長)
【アゴラ研究所】経済学者の池田信夫が運営するシンクタンク。言論プラットホーム「アゴラ」、エネルギー問題の解説サイトGEPRを運営。政策提言、コンサルティングを行う。
(2014年9月8日掲載)

関連記事
-
検証抜きの「仮定法」 ベストセラーになった斎藤幸平著『人新世の「資本論」』(以下、斎藤本)の特徴の一つに、随所に「仮定法」を連発する手法が指摘できる。私はこれを「勝手なイフ論」と命名した。 この場合、科学的な「仮説」と「
-
昨年11月17日、テレビ東京の「ワールド・ビジネス・サテライト」がこれまでテレビでは取り上げられることのなかった切り口で、再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度を取り上げた。同局のホームページには当日放送された内容が動画で掲載されている。
-
東日本大震災とそれに伴う津波、そして福島原発事故を経験したこの国で、ゼロベースのエネルギー政策の見直しが始まった。日本が置かれたエネルギーをめぐる状況を踏まえ、これまでのエネルギー政策の長所や課題を正確に把握した上で、必要な見直しが大胆に行われることを期待する。
-
池田・全員の意見で「エネルギーと安全保障は密接に絡み合っている」ということが一致しています。よく「命さえあれば、お金がなくても大丈夫」と言われますが、現実には違います。お金がなければ命を維持するためのエネルギーもつくれません。
-
NHK 1月13日記事。原子力委員会は、国の原子力政策に専門的な立場から意見を述べるのが役割で、政府が先月、もんじゅの廃炉を決め、高速炉開発を今後も進める方針を示したことについて、13日に見解を取りまとめました。
-
ヨーロッパで、エネルギー危機が起こっている。イギリスでは大停電が起こり、電気代が例年の数倍に上がった。この直接の原因はイギリスで風力発電の発電量が計画を大幅に下回ったことだが、長期的な原因は世界的な天然ガスの供給不足であ
-
(GEPR編集部より)GEPRは民間有識者などからなるスマートメーター研究会(村上憲郎代表)とともに、スマートグリッドの研究を進めている。東京電力がスマートメーターを今年度300万台、今後5年で1700万台発注のための意見を募集した。(同社ホームページ)同研究会の意見書を公開する。また一般読者の方も、これに意見がある場合に、ご一報いただきたい。連絡先は info@gepr.org この意見書についての解説記事
-
IPCC報告は、国際交渉や各国に影響を与えてきた。放送に出演の澤昭裕氏は経産省環境政策課長として、温暖化対策に向き合った経験がある。「温暖化対策の国際的枠組みと日本の政策は今、どのようになっているのですか」という池田氏からの問いに、次のようにまとめた。
動画
アクセスランキング
- 24時間
- 週間
- 月間