遺伝子組み換え作物って何?-無料見学、試食会
(写真は北海道の畑、イメージ。提供はぱくたそ)
アゴラ研究所、またその運営する環境問題のシンクタンク・GEPRは8月9日(火曜日)に、遺伝子組み換え作物(GM作物)の生産現場の見学・試食会を行います。参加費用は無料です。
日本モンサントの協力で実現したもので、同社の茨城県にある試験農場を見学。さらに、そこで遺伝子組み換え技術で作られたトウモロコシ、従来の交配育種で品種改良された米「とねのめぐみ」を使った昼食の食事会を行います。日本でGM作物を食べられる機会はほとんどありません。
日本ではGM作物が大量に輸入され、食用油や油を使った加工品、飼料、飲料の甘味料などに広く使われています。その商業生産は実現していません。消費者の不安が一因です。その問題を考えるために、実際に見て、食べてみようという取り組みです。アゴラ研究所所長の池田信夫も同行し、日本における農業、そしてGM作物の活用についてミニ講演を行います。
平日ながら、夏休みシーズンであり、日本でめったにないGM作物を食べる珍しい機会です。ぜひご参加ください。
参加希望の方は、以下のフォームで申し込みください。(15名 ※応募多数の場合は抽選となります。また他の招待見学者との一緒の行動になります)
募集は締め切りました
昨年の見学会の様子
以下、実施概要。詳細は申し込んだ方に連絡します。
【集合場所】
ナガタニビル第一・貸会議室
住所: 茨城県取手市取手2-10-15 ナガタニビル3F(地図)
JR常磐線上野駅より快速電車で約40分(特別快速で約30分)取手駅東口下車徒歩3分
【タイムスケジュール】
10:00・取手の会議室に集合
10:00-11:30・GM作物に関するレクチャー(日本モンサント広報)
11:30-12:00 ミニ講演「日本に必要な農業革新」池田信夫(アゴラ研究所所長)/GM作物に関するオリエンテーションと質疑
(バスで移動)
12:40-13:15・モンサント試験農場見学(茨城県河内町)
(バスで移動)
13:30-14:30・近くの食堂で、GM作物と「とねのめぐみ」を使った昼食、休憩
14:30-15:00・質疑応答
(バスで移動)取手駅で解散
(小雨決行、雨天の場合は食事会のみ)
【参加費用】
無料

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池田・本日は専門家を招き、さまざまな視点から問題を考えます。まず「遺伝子組み換え」という言葉に私たちは、なじみがありません。説明をいただけますか。 田部井・私たちの食べる農作物はたいてい品種改良で作られています。遺伝子組み換えはその技術の一つです。品種改良は花粉を交配させ作ってきましたが、遺伝子組み換えは重要な形質を持つ遺伝子を持ってきて植物の種子に加えるというものです。
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