今週のアップデート-社会への科学界の責任とは?(16年8月23日)
アゴラ研究所の運営するエネルギー・環境問題のバーチャルシンクタンクGEPRはサイトを更新しました。
今週のアップデート
1)社会に貢献する米国科学界(上)-遺伝子組み換え作物を例に
アゴラ研究所の編集者が、米国農業の視察を行いました。米国科学アカデミーの遺伝子組み換え作物の報告書をまとめた、ノースカロライナ州立大学のフレッド・グルード教授のインタビューを行いました。情報公開と信頼への維持。福島事故の後の混乱を克服できない、日本の科学界、社会への参考になると思います。
16年5月に遺伝子組み換え作物(GMO)をめぐって米科学アカデミーが詳細な報告を行いました。安全という内容です。米国の専門家は、社会的な議論のある問題に対して、積極的に向き合います。
世界でゲーム「ポケモンGO」が流行しています。しかし、これによって重要インフラに人が迷い込む可能性が出てきました。問題を指摘しています。
今週のリンク
米科学アカデミーが5月に公開したサイトです。遺伝子組み換え作物の現状を包括的に評価しました。(再掲載)
米国科学アカデミー(NAS)。5月公表。本日公開記事の関連です。遺伝子組み換え作物についての現状をまとめ整理しています。
玉木雄一郎民進党衆議院議員。アゴラ転載の8月20日のブログ。民進党の議員が、自民党の農業改革を応援しています。農業の企業化、変化は止められないでしょう。
池田信夫アゴラ研究所所長。8月22日掲載。経産省横の反原発テントが、撤去されました。日本の官僚の事なかれ主義を指摘しています。
5)チェルノブイリで再び発電へ。だが、それは原子力ではない【動画】
ハフィントンポスト8月22日記事。広大な空き地となったチェルノブイリ原発近郊で太陽光発電所計画が浮上しているそうです。時代の変化を示す興味深い情報です。
関連記事
-
アゴラ研究所の運営するエネルギーのバーチャルシンクタンクGEPR(グローバルエナジー・ポリシーリサーチ)はサイトを更新しました。
-
札幌医科大学教授(放射線防護学)の高田純博士は、福島復興のためび、その専門知識を提供し、計測や防護のために活動しています。その取り組みに、GEPRは深い敬意を持ちます。その高田教授に、福島の現状、また復興をめぐる取り組みを紹介いただきました。
-
16日に行われた衆議院議員選挙で、自民党が480議席中、294議席を獲得して、民主党から政権が交代します。エネルギー政策では「脱原発」に軸足を切った民主党政権の政策から転換することを期待する向きが多いのですが、実現するのでしょうか。GEPR編集部は問題を整理するため、「政権交代、エネルギー政策は正常化するのか?自民党に残る曖昧さ」をまとめました。
-
福井地裁は、5月21日、福井や大阪など22都道府県の189人が関電を相手に運転再開の差し止めを求めた訴訟で、差し止めを命じる判決を言い渡した。報道されているように、「地震の揺れの想定が楽観的で、安全技術や設備は脆弱で、大飯原発の半径250キロメートル以内に住む人の人格権を侵害する具体的な危険がある」というのが判決の骨子である。
-
アゴラ研究所の運営するエネルギー・環境問題のバーチャルシンクタンクGEPRはサイトを更新しました。 今週のアップデート 1)気候変動は惑星規模のギャンブル-『気候変動クライシス』【書評】 アゴラ研究所の池田信夫所長の論考
-
GEPRを運営するアゴラ研究所は、エネルギーシンポジウムを11月26、27日の両日に渡って開催します。山積する課題を、第一線の専門家を集めて語り合います。詳細は以下の告知記事をご覧ください。ご視聴をよろしくお願いします。
-
あらゆる問題で「政治主導」という言葉が使われます。しかしそれは正しいのでしょうか。鳩山政権での25%削減目標を軸に、エネルギー政策での適切な意思決定のあり方を考えた論考です。GEPRの編集者である石井孝明の寄稿です。
-
文藝春秋の新春特別号に衆議院議員の河野太郎氏(以下敬称略)が『「小泉脱原発宣言」を断固支持する』との寄稿を行っている。その前半部分はドイツの電力事情に関する説明だ。河野は13年の11月にドイツを訪問し、調査を行ったとあるが、述べられていることは事実関係を大きく歪めたストーリだ。
動画
アクセスランキング
- 24時間
- 週間
- 月間









