今週のアップデート=気候変動とコスト(2016年9月13日更新)
アゴラ研究所の運営するエネルギー・環境問題のバーチャルシンクタンクGEPRはサイトを更新しました。
今週のアップデート
1)気候変動は惑星規模のギャンブル-『気候変動クライシス』【書評】
アゴラ研究所の池田信夫所長の論考です。著名な経済学者の本の書評をしながら、最近の経済学からの気候変動対応の議論を総括しています。これまでなかなか行われなかった、コストと効果の分析が行われるようになりました。
原子力国民会議の寄稿です。原子力の利用を訴えるものですが、同国の情報がなかなかないので紹介します。
米国の農業視察をめぐる報告の2回目です。なぜか批判される同社ですが、まじめで、日本にない凄まじい技術力を持っていました。
今週のリンク
毎日新聞9月11日記事。毎日新聞のルポで、福島復興に取り組む東電社員を伝えるシリーズ。報道では東電について批判ばかりが目立つものの、中立の立場で読み応えのある良い記事です。
WNN(世界原子力通信)9月12日記事。英語。原題は「Iran and Russia celebrate start of Bushehr II」イランのブシェール原発の工事が始まりました。ロシアのロスアトムの支援で、工事費は2期で約100億ドルの見込み。完成時期は24年と26年。イラン核合意で、原発建設が再始動しました。
3)もんじゅ廃炉で政府が最終調整 核燃料サイクル政策見直し必至
福井新聞9月13日記事。日本原研の運営する高速増殖炉のもんじゅについて、政府が廃炉を含めた検討に入ったとの報道。菅官房長官はこの報道を否定しています。ただ費用について、誰も出せると考えていません。

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GEPRを運営するアゴラ研究所は映像コンテンツ「アゴラチャンネル」を放送しています。5月17日には国際エネルギー機関(IEA)の前事務局長であった田中伸男氏を招き、池田信夫所長と「エネルギー政策、転換を今こそ--シェール革命が日本を救う?」をテーマにした対談を放送しました。
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あらゆる問題で「政治主導」という言葉が使われます。しかしそれは正しいのでしょうか。鳩山政権での25%削減目標を軸に、エネルギー政策での適切な意思決定のあり方を考えた論考です。GEPRの編集者である石井孝明の寄稿です。
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GEPRを運営するアゴラ研究所は、エネルギーシンポジウムを11月26、27日の両日に渡って開催します。山積する課題を、第一線の専門家を集めて語り合います。詳細は以下の告知記事をご覧ください。ご視聴をよろしくお願いします。
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このサイトを運営する研究機関GEPR(グローバルエネルギー・ポリシーリサーチ)では、更新されたサイトの情報、最近のエネルギーをめぐるニュースを「編集部から」というコラムで週1回以上お知らせします。
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