今週のアップデート=気候変動とコスト(2016年9月13日更新)

2016年09月14日 07:35

アゴラ研究所の運営するエネルギー・環境問題のバーチャルシンクタンクGEPRはサイトを更新しました。

今週のアップデート

1)気候変動は惑星規模のギャンブル-『気候変動クライシス』【書評】

アゴラ研究所の池田信夫所長の論考です。著名な経済学者の本の書評をしながら、最近の経済学からの気候変動対応の議論を総括しています。これまでなかなか行われなかった、コストと効果の分析が行われるようになりました。

2)スウェーデンが原子力を維持-更新を政府が支援

原子力国民会議の寄稿です。原子力の利用を訴えるものですが、同国の情報がなかなかないので紹介します。

3)農業技術で世界を変えるモンサント-本当の姿は?(上

4)農業技術で世界を変えるモンサント-本当の姿は?(下)

米国の農業視察をめぐる報告の2回目です。なぜか批判される同社ですが、まじめで、日本にない凄まじい技術力を持っていました。

今週のリンク

1)東電3万人余の「償い」

毎日新聞9月11日記事。毎日新聞のルポで、福島復興に取り組む東電社員を伝えるシリーズ。報道では東電について批判ばかりが目立つものの、中立の立場で読み応えのある良い記事です。

2)イラン、ブシェール原発2期工事開始

WNN(世界原子力通信)9月12日記事。英語。原題は「Iran and Russia celebrate start of Bushehr II」イランのブシェール原発の工事が始まりました。ロシアのロスアトムの支援で、工事費は2期で約100億ドルの見込み。完成時期は24年と26年。イラン核合意で、原発建設が再始動しました。

3)もんじゅ廃炉で政府が最終調整 核燃料サイクル政策見直し必至

福井新聞9月13日記事。日本原研の運営する高速増殖炉のもんじゅについて、政府が廃炉を含めた検討に入ったとの報道。菅官房長官はこの報道を否定しています。ただ費用について、誰も出せると考えていません。

 

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