今週のアップデート=バイオエタノールの可能性(2016年10月12日)
アゴラ研究所の運営するエネルギーのバーチャルシンクタンク、GEPR(グローバルエナジー・ポリシーリサーチ)はサイトを更新しました。
今週のアップデート
米国の農業探訪の4回目。米国で広がるエタノールについてそのメリットとデメリット、日本への影響をまとめました。米国農業の特長は需要開拓に意欲的であること。日本も参考になります。
投稿原稿。NGO350.orgの代表からの寄稿です。GEPRは石炭の利用もあり得る、原子力の正常化をという立場です。しかし別の立場の意見として紹介します。
今週のリンク
日本経済新聞10月10日記事。手続きが遅れ、昨年結ばれた気候変動をめぐるパリ協定の批准が遅れてしまいました。官邸はこの問題にそれほど意欲的ではありません。
朝日新聞10月10日記事。新潟知事選ですが、新人2候補の争いで、東電の柏崎刈羽原発の稼動が焦点になってしまいました。過度な政治の関与による混乱が起こらないことを望みます。
経産省10月7日公開資料。経産省が高速炉開発会議を開催しました。もんじゅのあり方を含め、今後原子力の高速炉をどのようにするか検討します。ただ、先行きは不透明なままです。もんじゅは事実上の廃炉、実験施設になりそうです。

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アゴラ研究所の運営するエネルギーのバーチャルシンクタンクGEPRはサイトを更新しました。
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GEPR編集部は、ゲイツ氏に要請し、同氏の見解をまとめたサイト「ゲイツ・ノート」からエネルギー関連記事「必要不可欠な米国のエネルギー研究」を転載する許諾をいただきました。もともとはサイエンス誌に掲載されたものです。エネルギーの新技術の開発では、成果を出すために必要な時間枠が長くなるため「ベンチャーキャピタルや従来型のエネルギー会社には大きすぎる先行投資が必要になってしまう」と指摘しています。効果的な政府の支援を行えば、外国の石油に1日10億ドルも支払うアメリカ社会の姿を変えることができると期待しています。
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アゴラ研究所の運営するエネルギーのバーチャルシンクタンクGEPRはサイトを行進しました。
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