15歳からの地球温暖化
環境教育とは、決して「環境運動家になるよう洗脳する教育」ではなく、「データをきちんと読んで自分で考える能力をつける教育」であるべきです。
その思いを込めて、「15歳からの地球温暖化」を刊行しました。1つの項目あたり見開き2ページで、データに基づいて分かり易く書いています。
本書には以下のような項目があります。
◎ホッキョクグマは絶滅するの?
◎北極海の氷は減っているの?
◎サンゴ礁の島国はしずんでしまうの?
◎日本の猛暑は地球温暖化のせい?
◎ゲリラ豪雨や集中豪雨は増えているの?
◎気候モデルは過去の温暖化を再現できるの?
◎CO2をゼロにしなければならないの?
など。
「みんなが言っている」から正しいとはかぎりません。思いこみにとらわれず、データをもとに“地球の今のすがた”を理解しましょう。
この本で紹介するデータは、どれも公開されているものばかりで、だれでも探して見ることができます。それにもかかわらず、これらのデータを知っている人は、メディアにも政治家にも官僚にもほとんどいません。
それだけ、大人でもデータを見ていない人ばかりだということです。
本書は中学3年生、つまり15歳くらいから読んでもらえるように、できるだけわかりやすく説明するように努めました。
ぜひ、ご覧下さい。
■
関連記事
-
ヨーロッパで、エネルギー危機が起こっている。イギリスでは大停電が起こり、電気代が例年の数倍に上がった。この直接の原因はイギリスで風力発電の発電量が計画を大幅に下回ったことだが、長期的な原因は世界的な天然ガスの供給不足であ
-
令和2年版の防災白書には「気候変動×防災」という特集が組まれており、それを見たメディアが「地球温暖化によって、過去30年に大雨の日数が1.7倍になり、水害が激甚化した」としばしば書いている。 だがこれはフェイクニュースで
-
自民党政権になっても、原発・エネルギーをめぐる議論は混乱が残っています。原子力規制委員会が、原発構内の活断層を認定し、原発の稼動の遅れ、廃炉の可能性が出ています。
-
2023年10月に開設されたカーボン・クレジット市場では取引対象が「J-クレジット」となっています。前回も紹介した海外の杜撰な森林クレジット等と違って、日本のJ-クレジットは政府が行う厳密な制度であり、事業者のカーボンニ
-
10月26日(木)から11月5日(日)まで、東京ビッグサイトにて、「ジャパンモビリティショー2023」が開催されている。 1. ジャパンモビリティショーでのEV発言 日本のメディアでは報じられていないが、海外のニュースメ
-
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、2030年までに世界の平均気温が産業革命前より1.5℃(現在より0.5℃)上昇すると予測する特別報告書を発表した。こういうデータを見て「世界の環境は悪化する一方だ」という悲観的
-
エネルギー危機が世界を襲い、諸国の庶民が生活の危機に瀕している。無謀な脱炭素政策に邁進し、エネルギー安定供給をないがしろにした報いだ。 この年初に、英国の国会議員20名が連名で、大衆紙「サンデー・テレグラフ」に提出した意
-
東日本大震災から2年。犠牲者の方の冥福を祈り、福島第一原発事故の被害者の皆さまに心からのお見舞いを申し上げます。
動画
アクセスランキング
- 24時間
- 週間
- 月間